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『中退白書』発刊記念イベントに参加してきました

2010年06月09日 · コメント(0) ·

6月5日の土曜日、PO法人NEWVERYN開催の『中退白書』発刊記念イベントに参加してきました。懇親会後の打ち上げ?にも参加して、中退から始まる諸問題に関心を持つ方々と語り合いまくってきました。充実した時間をありがとうございました!>出席された方々

NPO法人NEWVERYは元々コトバノアトリエという不登校・ひきこもりの子を対象にした文章教室を開いていた団体ですが、2009年に法人化し、現在は次のプロジェクトチームに分かれて活動しています。

当日の参加者は20名ほどで、けっこう関係者の人が多かったみたいで一般参加者は少なかったような…。

わたしはニート・ひきこもりへの支援活動をしたいので、コトバノアトリエで直接的な支援をしていた山本さんが、原因の1つである中退に着目した理由に興味があったのと、自分以外の中退経験者に会ってみたいという想いがありました。

第1部で進行役のインターン生:小林さんから、なぜ中退に着目したのかの説明があり、わたしの疑問は解決。

ニート・フリーターになるのは、1.学校卒業後 2.中退 3.仕事をやめて の3パターンしかなく、原因の1つである中退に着目したんだそうです。

懇親会後に代表の山本さんからも「1日300人近くのニート・ひきこもりからの相談がくるので、根本の原因から対策を取らないとだめだ」と思われたんだと伺いました。

日本中退予防研究所のミッションのページからの引用ですが、

高等教育中退者のうち中退後一貫して正社員だった者は1割未満、一貫してフリーターあるいは無職だった者は約6割に及びます。実に5年で40万人近くが高等教育を中退した後、フリーターや無職になっていたのです。社会経済生産性本部が行った調査においても、ニート状態にある若者の3割以上が「中退経験者」という結果が出ています。

とのことなので、「ニート・フリーターになってからの支援では十分ではない」というのは納得です。

第2部では実際に中退した方の経験談をシェアしていただきながらのトークセッションで、中退理由がある意味対照的なお二人の経験を伺いました。対照的すぎて、「ああ。どちらも現代社会が抱える問題なんだな」くらいしか書けない^^;

全体を通じて感じたことは、中退を社会問題として考えているのは高等教育(大学、短大、専門学校)在学者や無事卒業した人たちで、中退経験者本人は金銭的理由の中退だったとしても「仕方のないこと」と捉えているという違いでした。

中退経験者へのインタビューを行ったインターン生さんたちにもお話を伺ったのですが、中退のリスク(多くが非正規雇用のままとどまるなど)を話しても、「つまらないことに時間を費やすほうが無駄」とか「卒業したって幸せになれるかわからないじゃないか」と言われたりして、そういわれるともう価値観の問題で、自分達はもう何もいえないとおっしゃっていました。
#アルコール入ったあとなので微妙にニュアンスが違うかもしれません。

まあ自分の2度の中退経験を振り返ってみても「システムの問題」とは感じないですけどね。1度目は体調不良で通学が困難になったからだし、2度目は留年しちゃって金銭的に無理になったからだし。社会や学校のシステムの問題でなく、自分の問題から派生した中退だったので、中退は予防の自己努力が足りなかったからで、リスクとか考えなかったですね。

中退から考えるニート・フリーター問題は、非正規雇用者のワーキングプアにもつながって、雨宮処凛さんたちのプレカリアート問題にもなってくると思うのですが、まだ中退経験者たちからそこまでの当事者意識を感じないのはなぜでしょうね。

会場に来ていた大学生やNEWVERYのインターン生のように、学歴的に勝ち組ばかりが問題意識を持っている気がして、なんだか不思議な感じがしました。

手元にパンフレットがないので不正確なのですが、8月に200名規模のシンポジウムが開かれるので、ニート・フリーター・ひきこもり周辺の問題に興味がある方はもちろん、教育問題や若者の雇用問題に関心のある方はぜひ行ってみて下さい。たぶんわたしも参加します☆

カテゴリー :思考
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