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「性別変更夫婦の子も嫡出子に」団体が要望を読んで

2010年01月25日 · コメント(2) ·

毎日jpの性同一性障害:「性別変更夫婦の子も嫡出子に」団体が要望を読んで考えました。

 性同一性障害の当事者らで構成する「性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会」は13日、戸籍を性別変更した夫婦が人工授精でもうけた子を嫡出子として認めることなどを民主党に要望した。  代表の山本蘭さん(52)は会見で、女性から性別変更した兵庫県の男性(27)夫妻のケースについて、「やっと男になれたのに、男として扱われないことに問題がある。普通の男性や女性と一緒に扱ってほしい」と訴えた。現行制度では、戸籍上性別変更した記録が残されるとして、戸籍の記載方法を変更するよう求めた。

このニュース、よく理解できてない部分があるんですよねー。生物学的に男女のカップルの場合、第3者からの精子提供を受けて出産してもいちいち人工授精だったと申請するわけじゃないから嫡出子として受理されちゃうことが多いそうなんです。でも逆の、卵子提供or代理母出産の場合は嫡子として認められてるんでしょうか。代理母出産した向井・高田夫妻はたしか嫡子として認められなかったような…。

ネットで調べてたらnagoyanさんの「いわゆる「代理母」と子の福祉」というエントリーを見つけました。日本の法として親子関係をどう捉えるのかすごく詳しく書いてあります。引用させていただこうかと思いましたが、重要なところがありすぎて断念。ものすごく端折って言うと、「分娩によって母子関係は生じたと見なす。精子・卵子の提供に関しては、「人を専ら生殖の手段として扱ってはならない」という基本的な考えがあるので、代理出産は禁止」ということらしい(H15年の段階)。

参照:「精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療制度の整備に関する報告書」

でもこれってかなり当事者間に格差が生まれますよねぇ。乱暴な言い方をすれば精子提供を受けての出産は『妻が産んだんだし、精子が誰のものでも夫婦の子ってことでいいんじゃない?』ってことなんでしょ?

最初の毎日jp記事を読んだとき、もし彼らが主張するように戸籍を性別変更した夫婦が人工授精でもうけた子を嫡出子と認められた場合、わかりやすく妻が出産できばよいけれど、男性→女性となったカップルはどうするのだろうと思ってしまいました。

もちろんこれは性別変更した夫婦だけでなくて、女性が妊娠・出産できない夫婦で代理出産しかない夫婦も同じですが、同じように苦しんできたカップルなのに、一方は嫡子として認められ、一方は養子縁組するしかないわけで…。性同一性障害の方々は特に男性・女性に分けられることに傷ついたことも多かっただろうに、ここでもまた男性・女性で差が生じてしまうんですね。このあたりは、当事者さんたちはどう感じてるんだろう。「同じ当事者」とひとくくりにするのも乱暴だとは思うけれど、こういった当事者間格差って無くしていけないのかしら。

カテゴリー :思考
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